オーストラリアの肉の部位が英語で表示されていて、スーパーマーケットや肉屋さんで、「これは一体どの部位なんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
あるいは、オーストラリアのレストランでメニューを見て、「これを日本で言うとどの肉の部位に当たるんだろう?」と考えたことはありますか?
この記事では、そんな疑問を解消します。一般的な肉の部位からオーストラリア特有のものまで、英語表記を日本語に翻訳し、それぞれの部位について詳しくご紹介します。
牛肉
Tenderloin (テンダーロイン) – ヒレ肉
ヒレ肉の最も柔らかい真ん中の部分、シャトーブリアンもこの部位。ステーキ、レアまたはミディアムレア焼きに最適
Eye Fillet Steak
– ヒレ肉の中で最も柔らかい中心部、最高級の赤身ステーキ
– ヒレ肉の中で最も柔らかい中心部、最高級の赤身ステーキ
Porterhouse Steak
– ヒレ肉とサーロインが一緒になった形で、
両方を楽しめる贅沢なステーキ、この名称は地域によって若干異なります。
– ヒレ肉とサーロインが一緒になった形で、
両方を楽しめる贅沢なステーキ、この名称は地域によって若干異なります。
Striploin (ストリップロイン) – サーロイン
ヒレ肉の次に柔らかい部位。日本では肩ロース、リブロース、サーロインを合わせてロースと呼ぶらしいです。ステーキなどに最適な部位。
Sirloin Steak
– サーロインステーキとポーターハウスステーキはほとんど同じみたいです。
(※本当かどうかはわかりません。すみません笑)
– サーロインステーキとポーターハウスステーキはほとんど同じみたいです。
(※本当かどうかはわかりません。すみません笑)
T-Bone Steak
– オージー・バーベキューと言ったらTボーンステーキらしいです!
肉好きのオージーはみんな好きだそうです。
Tボーンステーキは、骨側の柔らかいヒレ肉と、もう一方のジューシーなサーロインという、2つの異なる食感と風味を味わえます。
– オージー・バーベキューと言ったらTボーンステーキらしいです!
肉好きのオージーはみんな好きだそうです。
Tボーンステーキは、骨側の柔らかいヒレ肉と、もう一方のジューシーなサーロインという、2つの異なる食感と風味を味わえます。
Ribs – リブロース
肋骨に沿った部位で、リブステーキやリブローストとして利用されます。脂肪と赤身のバランスが良く、ジューシーで風味豊かです。
Scotch Fillet Steak
– スコッチ フィレ ステーキ。このステーキは別名で骨なしのリブアイステーキ、リブフィレとも呼ぶらしいです。
– スコッチ フィレ ステーキ。このステーキは別名で骨なしのリブアイステーキ、リブフィレとも呼ぶらしいです。
Rib Roast- リブロースト
Tomahawk Steak
– トマホークステーキ、リブアイ部分から長い骨とともにカットされた大きなステーキで、その見た目がトマホーク(アメリカ先住民が使用していた斧)に似ていることからこの名前がついたそうです。このステーキは、特に骨が長く残されていることが特徴で、リブの骨全体を含み、肉はリブアイの部分で、豊富なマーブリング(脂肪の霜降り)があります。トマホークステーキは、通常、非常に肉厚で、一枚で2人以上の食事に十分な量があります。
– トマホークステーキ、リブアイ部分から長い骨とともにカットされた大きなステーキで、その見た目がトマホーク(アメリカ先住民が使用していた斧)に似ていることからこの名前がついたそうです。このステーキは、特に骨が長く残されていることが特徴で、リブの骨全体を含み、肉はリブアイの部分で、豊富なマーブリング(脂肪の霜降り)があります。トマホークステーキは、通常、非常に肉厚で、一枚で2人以上の食事に十分な量があります。
Ribeye Steak
– リブアイステーキ。スコッチ フィレと同じようなステーキ
– リブアイステーキ。スコッチ フィレと同じようなステーキ
Short Ribs
– カルビはこの部位だそうです。Short Ribは日本ではナカバラという部位にあたるそうです。
– カルビはこの部位だそうです。Short Ribは日本ではナカバラという部位にあたるそうです。
Chuck – 肩ロース
牛の肩付近。前足の付け根の部分で、比較的筋肉質で脂肪が少なめですが、風味が豊か。基本的には肩ロースと呼ばれるそうです。クビに近いほど少し肉が固くなるそうで、煮込み料理やミンチ肉の原料として使われ、ウデに近いほど柔らかくステーキなどで食べられるそうです。
- Chuck Steak- ステーキ
- Chuck eye Roll
– 肩ロースの芯。主にステーキで食べる - Chuck flap
– ザブトン。主に焼肉で食べられる。
Blade – ウデ(カタ)
ウデ付近、肩甲骨付近の肉、赤身が多く筋肉質で食べ応えがあります。
Oyster Blade
– ミスジはこの部位らしいです。
– ミスジはこの部位らしいです。
Flat Iron Steak
– オイスターブレードの一部のステーキらしです。
– オイスターブレードの一部のステーキらしです。
Bolar Blade
– カタサンカク
– カタサンカク
Rump & Round – ランプ肉
腰の後ろ、大腿部に近い部位。赤身が多く、少し固めですが、肉の味が濃厚でステーキやローストビーフに適しています。オーストラリアでは、Topside, Outside, InsideRoundなどとも呼びます。
Rump Steak
– 安くてオーストラリアのパブの人気メニュー。牛肉の風味が最も強く、肉好きの方に人気です。赤身でコクがあり、ヒレよりもしっかりとした食感です。
– 安くてオーストラリアのパブの人気メニュー。牛肉の風味が最も強く、肉好きの方に人気です。赤身でコクがあり、ヒレよりもしっかりとした食感です。
Rump Medallion
– サイズが小さく1人前向きで、名前の通りメダルのような形の繊維質で食感がある赤身肉
– サイズが小さく1人前向きで、名前の通りメダルのような形の繊維質で食感がある赤身肉
Rump Cap
– イチボ、とても柔らかく、旨味とジューシーさがある希少部位。”Picanha”(ピカーニャ)とも呼ばれる。イチボもこの部位らしいです!
– イチボ、とても柔らかく、旨味とジューシーさがある希少部位。”Picanha”(ピカーニャ)とも呼ばれる。イチボもこの部位らしいです!
Round もも肉
KNUCKLE
– シンタマ、トモサンカクと本体(マル)に分かれ、さらにマルはシンシン・マルカワ・カメノコに分かれています。
– シンタマ、トモサンカクと本体(マル)に分かれ、さらにマルはシンシン・マルカワ・カメノコに分かれています。
Topside Round or Inside Round – 内モモ
Corned Silverside – 外モモ
Brisket マエバラ
胸肉、腹部の肉で、繊維が長く、少し硬めですが、風味が豊か。薄切りにして焼肉やステーキ、煮込み料理に使用されます。
- POINT END BRISKET – バラ
- NAVEL END BRISKET – バラ
Brisket Skirt
– マエバラの肋骨の内側にある横隔膜とつながる薄い筋肉で、1頭から数百gしかとれない超希少部位らしいです。ハラミに似た柔らかい食感と濃厚な脂の旨味が特徴!!
– マエバラの肋骨の内側にある横隔膜とつながる薄い筋肉で、1頭から数百gしかとれない超希少部位らしいです。ハラミに似た柔らかい食感と濃厚な脂の旨味が特徴!!
Skirt & Short Plate & Flank ソトバラ
ソト腹部付近の細長い部位、Short Plate- 腹部のSkirtとFlankの近くの部位。
Skirt Steak
– ハラミ、ソトバラの内側の肉、横隔膜付近の部位です。日本ではカルビとしても売られる?
– ハラミ、ソトバラの内側の肉、横隔膜付近の部位です。日本ではカルビとしても売られる?
Short Plate
– ソトバラの前方部分
– ソトバラの前方部分
Flank Steak
– ソトバラの後方部分でカイノミの少し下のモモ付近のお肉
– ソトバラの後方部分でカイノミの少し下のモモ付近のお肉
Shank or Shin スネ肉
足の部分、特に前脚の下部。筋肉質でコラーゲンが豊富なため、長時間煮込むと非常に柔らかくなります。スープやシチューに好まれます。
その他の部位
- Tongue – タン
- Ox Tail – テール
- Cheek – 頬肉
人気のステーキ順位
- Eye Fillet Steak
- Sirloin Steak(Porterhouse Steak, T-Bone Steak)
- Tomahawk Steak
- Scotch Fillet Steak
- Oyster Blade
コスパなどを含めた個人的に好きなお肉はトマホークステーキです!
フィレステーキなどは高くてあまり買えません笑
※オーストラリアと日本では部位の区切り方が若干異なるため、完全な部位の一致ではありませんが、概ね上記のように対応づけられます。特に腰から後ろ脚の部位は日本ではランプ肉と総称されることが多いです。またオーストラリアでも地域によって各部位の名称が異なることもあるのでご注意ください。
こちらのサイトを参考にしてます↓
https://www.australianbeef.com.au/豊西牛豊西牛は牛肉本来の旨味に満ちた赤身の牛肉。2013年「豊西牛」として自社ブランド化しました。十勝の牛肉の美味しさを、地元十勝をはじめ、北海道、さらには日本全国の人に知っていただくため、自分たちの誇…
豚肉
Leg, Ham / 脚 (もも肉、ハム)
- Leg Roast
- Leg Steak
- Ham
Hock, Shank / 足首、脛
- Hock
Loin / 腰、背中 (ロース)
- Cutlet
- Loin Steak – ロース
- Loin Chop
- Rolled Loin
Tenderloin / (ヒレ)
- Pork Fillet – 最も柔らかい部位
Belly / 腹 (バラ肉)
- Belly – 豚バラ
- Spare Ribs
- Rolled Belly
Forequarter / 肩付近
- Forequarter Roast
- Carve Shoulder
- Scotch Fillet – 豚肩ロース
- Forequarter Chop
やっぱり豚肉は、Colesに売っているPork Belly Sliceですね。Woolworthsには薄切りスライスは売っていないので、みなさんもよく購入されてるかと思います。あとは、トンカツなどでお馴染みのロースをたまに買います。Pork Scotch Filletか、Loin Steakです。チャーシューなどを作る際には、Pork Shoulderの部位を使います。
鶏肉
Breast (ブレスト) – 胸肉
- 鶏の胸肉部分で、柔らかく、低脂肪で人気のある部位です。焼き物、ソテー、サラダなど様々な料理に使用されます。
Thigh (サイ) – もも肉
- 鶏のもも肉部分で、適度な脂肪があり、ジューシーで風味豊かです。煮物や焼き物、グリルなどに向いています。
Drumstick (ドラムスティック) – 脚
- 鶏の脚の部分で、子どもから大人まで人気があります。揚げ物やローストなどによく使われます。
Wing (ウィング) – 翼
- 鶏の翼部分で、皮がパリパリになるまで焼いたり、揚げたりすると美味しく食べられます。バーベキューやスナックとして人気です。
Tenderloin (テンダーロイン)
- ブレストの内側にある柔らかい筋肉の部分で、通称「チキンテンダー」とも呼ばれます。揚げ物やソテーに適しています。
Heart (ハート) – 心臓(ハツ)
- 鳥の心臓、ハツ。小さいが栄養価が高く、独特の風味があります。
Liver (レバー) – 肝臓
- 鳥の肝臓。非常に栄養価が高く、鉄分を摂りたい時によく食べます。独特の濃厚な味わいが特徴です。
Giblets (ジブレット) – 胃(砂肝)
- 鳥の胃の一部。筋肉質で、噛みごたえのある食感が楽しめます。
Neck (ネック)
- 鳥の首の部分。肉は少ないですが、スープやストックを取るのに適しており、風味が豊かです。
鶏肉は1番よく購入するかもしれません!胸肉は低脂肪でタンパク質豊富なので、サラダなどに、もも肉は唐揚げや味付けさえして焼けば、なんでも美味しくなります笑
ドラムスティック、ウィングは、とても安いです!煮込みでも、焼きでも、揚げでもおいしいです。この中でもオーストラリアではハツ、砂肝はかなり安いです。調理するのが少し面倒ですが、最高においしいです。
オーストラリア特有の肉、種類
1. カンガルー肉
- 特徴: 非常に低脂肪でヘルシー。独特の風味があり、鉄分が豊富です。
- 調理法: ステーキ、炒め物、またはミンチとして使用。
2. エミュー肉
- 特徴: 赤身が多く、低脂肪。ビタミンB群が豊富で、カンガルー肉同様にヘルシーな選択肢です。
- 調理法: ステーキやスモークがおすすめ。
まとめ
オーストラリアの肉の部位は日本と違う部分もあり、
完璧に分類できるわけではないのですが、参考にして頂ければと思います。
ぜひみなさんも、自分の好きな部位のお肉をオーストラリアで買ってみてください。
こちらの記事も参考に↓
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